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マンション管理士試験


営業部 宅地建物取引主任者 尾元隆博

 平成16年11月28日 第4回マンション管理士試験に受験。平成17年1月14日 第4回マンション管理士試験の合格発表があり、合格となりました。

 平成13年12月に始まった第1回マンション管理士試験から毎年受験しましてなんとか今回の第4回目で合格できました。



 できたての資格・法律でまだ世間には知られていないのが現状です。ごく一部の人が資格取得をして、仕事をしております。ただ、マンション管理士だけでの仕事では業務確立は難しいとも言われており、私もあと10年位経って少し世間に認知され少しずつ仕事としてやっていけるのではと思います。


 難しい試験と言われるマンション管理士試験の合格率は、平成13年の第1回目は、7.4%、第2回目は、7.0%、第3回目は、8.0%、今回の第4回目は、8.8%とかなり低いものとなっています。毎年、受験して思うのが単なる知識を問う問題よりも、事例問題・複合問題、問題文の長文化、思考力を問うような問題が年々増え、今年は特にたくさんありました。50問を2時間で解くのですがいつもですと25問を1時間の目安が、今回の試験では14問で1時間とかなり時間がかかり焦りました。後半はペースを上げで何とか全問解答を出せた状況でした。



 

 勉強の内容では、単にテキストの丸暗記だけでは試験に対応できず、基礎的な事プラス他の法律との絡み、ワンステップ上の応用、色々な問題・過去問題集を解いてやっと試験に望めれるかなと思いますが、その他に思考力が重要になると思います。

例えば、事例問題を法令上の規定にあてはめ、どの知識が一番最適でその知識を前提に思考し、あるいは複数の知識を結び付け思考するとやっと解答がでてくるといった事です。





 毎日、分譲マンションの売買、賃貸、管理、クレーム、その他の様々な処理をこなし、自宅も分譲マンションに住んでいるという事もありマンション管理士試験を毎年受験していました。



 仕事上、資格というものは必要ないのかもしれませんが不動産業に携わる者としては、宅地建物取引主任者、管理業務主任者(平成13年12月に始まった第1回の受験で合格)、今回のマンション管理士試験の合格と、知識・資格はあった方がいいです。ぜひ、不動産業以外にも分譲マンションに関わる方は受験して資格を手にしてはと思います。今までと違った知識が広がると思います。



 分譲マンションという物は区分所有者の共有部分が多く権利関係も難しいです。区分所有法・民法・宅地建物取引業法・管理規約など様々なものに基づいて建物ごと・部屋ごとでも多少内容が違ってきますので大変な分、面白い物だと思います。