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夏場の賃貸需要(2012/08)


三原 健太郎

 入社して2ヶ月間賃貸を中心に物件の動きを見てきました。もちろん繁忙期はまだ経験していないので分かりませんが、夏場の需要がどのようなものか徐々に掴めてきています。

 他業者さんからも話を聞いてみるとこの時期はやはり動きは少ないようです。住み替えの需要が2LDKほどの広さを中心にすこしあるようですが、契約数は少ないということでした。

 私は、電話等でのお問い合わせのほか何件か契約させていただきましたが、個人の契約ももちろんですが、多くが法人様でのマンスリーの反響でした。

 時期を問わず、各企業様で営業所の新規開設などで社員を短期間送る、また一時的な増員等で短期契約できる物件が必要なようです。やはりそのような場合には家具、家電の設置されているものが基本的な条件になってきますので当社の物件への反響があるのだと思います。

 札幌にもマンスリー、ウィークリー物件、ホテルなど短期滞在の施設は多々ありますが、調べてみると賃料(宿泊料)が当社で扱っているものより割高なものが多く、現在の経済状況では企業も比較的安価な物件を求めているのも理解できます。

 また、立地も重要なようで条件としては主にJR札幌駅近辺、その他地下鉄の沿線上、札幌の中心部に近いところの反響が多いです。

 逆に中心部から遠い物件はマンスリーに関しては反響が少ないように思いますが、一般の普通契約ですと、長く住むため、勤務先、住環境や利便施設(スーパー、病院等)、学区、駐車場の確保等の条件で選ぶ方が多いので、オーナーさんにとっては都心部の短期契約で回転させるのか、住環境重視の世帯に長期間入居していただくのか経営方法としてはどちらも考えられると思います。

 今後も夏場の一時的な利用また、避暑利用等が終わってから、秋にかけてどのように動いていくのか注目していきたいと思います。