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消費税増税と住宅(6/8)


営業部 原 琢

 最近新聞やテレビを見ていると、消費税増税の話をよく目にします。
 国民の生活を直撃することなので、賛否両論はありますが、個人的には仕方がない増税だと考えます。
 しかし高価格のもの、例えば不動産については、増税は消費者にとってかなりの痛手となるので、その影響はかなりあるとみられ、その先行きを心配する声も聞かれます。

 消費税については、まず2014年4月に8%に上がり、2015年10月には10%に上がります。
 その為、建物価格が2,000万円の物件を買う場合は、消費税の分だけ60万円から100万円取得価格が上がる場合があります。
 
 建物を購入する場合、原則として引渡時の税率が適用されますが、特別措置として、契約時期によっては従前の税率が適用されることもあります。
 そこで既に駆け込みの売買契約が増加するとみられます。

 しかし個人的にはこのような駆け込み需要はいかがなものかと、疑問に思うところであります。

 住宅は多くの方が一生に一度買うか買わないかの高額で特別な買い物で、それは個人のライフワークに関わるものであり、その後の人生を左右するものでもあります。
 そしてそれを買うタイミングは、人それぞれであり、電化製品等とは違って安いから買うというものではないと考えます。

 もちろん、自分の人生設計にフィットする物件がみつかり、それが今回のタイミングであれば急ぐ事も必要ですが、増税だからその前に買うというのは、少し違うのではないかと思います。


 後々「買ってよかった」と満足される方は、周りに左右されずに、自分が買いたい時に買った方です。
 まずはこれからの人生を考え、自分にとって必要なものは何かを考えることによって、自ずと良い物件に巡り合えると思います。