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6月度 レポート(6/11)


営業部 三原 健太郎

 テレビ見ているとJR山手線に新しく駅ができることが発表されていました。
 山手線の駅は現在29駅あるそうで、30個目の「最後の新駅」と呼ばれているそうで、
2020年の東京オリンピックに間に合わせるように(暫定的にでも開業できるように)工事が進んでいるようです。
駅周辺の開発も大規模な計画で、大きい経済効果も期待されています。

 また付近は政府の進める国際戦略総合特区なるものに指定されていて国の後押しがあること、リニア新幹線の始発駅が品川になる事もあり付近一帯が活況を呈すとみられています。

 合わせて周辺の不動産の価格も上昇していて4,000万円のマンションが6,000万円程度まで上がっている事例もあるそうです。

 不動産(土地、建物ともに)の価格が上昇する要因は経済状況、周辺環境の変化、人口動態等いくつかありますが、最たるものがインフラの整備です。
 品川のように新駅ができる場合もあれば、高速道路のインターの開業、新しい橋の建設や病院・ショッピングセンターを含めた大規模な一体開発等があります。

 東京含む大都市圏は経済状況等でも不動産・土地価格に上昇等は見られますが、地方に行くとなかなかその効果が波及してこないため限られた事例しか見られなくなってきています。
 北海道の場合も大多数の地点で地価の下落が続いています。
このところ景気は良い方で建築関係でも人手不足が叫ばれていますが、不動産に関しては札幌都心でも地価は横ばいが精一杯で、地方は人口の減少に合わせて鉄道の廃線、病院等生活の基盤となる施設も減っていきさらに人口が減少し、町が廃れていく負の連鎖に陥っています。

 今後北海道も東京につられて経済状況の好転すればいいのですが、なかなか大きな期待はできない気がします。ただ、札幌市内は市電(路面電車)のループ化、桑園地区までの延伸や函館からの新幹線札幌の乗り入れが予定されていますので、そういったインフラの整備に期待しています。