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(平成15年)不動産競売について

御社のH.P.を時々拝見しています。 不動産競売に多少興味があり、新聞等で見ていたのですが、競売物件の数がだいぶ少なくなっているようです。 入札も考えてはいるのですが、占有者の問題や落札予想価格などわからないことが多々あり、入札に至っておりません。 札幌地方裁判所の不動産競売の状況はどのようなものでしょうか?

北海太郎 さん / 札幌市

最近は不動産競売の情報もインターネットや新聞その他で 扱われ入札しやすくなりました。 しかし3~4年前と比べると札幌地方裁判所競売の物件数は4分の1~5分の1に減少しております。 札幌市内の平成15年8月13日開札分を例にとりますと  土地     6件  戸建    11件  マンション 13件  その他    4件     ----------------------  合計    34件   34件は非常に少なく競争率が上り落札するのが難しい状況です。 34件の中にも占有者等色々な問題もあり、実際に入札可能な物件は8割程度でしょう。 一月に2回競売が行われますが上記の理由で優良物件には 入札者が殺到して(多い時では20~30本の入札)素人では難しく厳しい世界です。 3~4年前は一回の競売で150件くらいの物件があり インターネットもなかったので競売もそれなりのメリット もありましたが、現在は時間と労力の無駄と言っても過言では ありません。 その原因の一つは住宅金融公庫をはじめとする金融機関が 競売よりも任意売却中心に動いているからだと思われます。 ですから競売に参加する場合は物件調査をキチンとしなければ 大きな出費をして火傷をすることにもなりかねません。 最近は悪質な占有屋も増えてきてますので充分な注意を!

山崎 勇司 / 宅地建物取引主任者