部屋探し体験談

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札幌賃貸マンション「アパマン暮らし体験談」

会社員札幌市在住 N.N.

私は今でこそ実家で家族と暮らしていますが、その前は10年程一人暮らしをしていました。



 最初の一人暮らしは、木造住宅(たぶん築20年位)で下宿住まいをしていました。洗面所・トイレ・ランドリーは共同で、風呂なしでした。1階が大家さんの自宅になっており、2階が下宿部屋で5部屋ほどありました。洗面所は水しか出ないので、冬などあまり顔を洗ってなかったような気がします。なにせ音がもれるので、隣人のカラオケ独演と下階の仏間の朝晩の読経にはまいりました。



 次の一人暮らしも古い木造アパートでしたが、2LDKに二人で住んでました。1階でしたので冬は寒く、どこからすきま風がくるのか、部屋数はあるのに気がつくと二人で床暖房のある部屋にいつもいました。前の住人が夜逃げしたらしく、引越した当初はよく請求書やらあやしい電話やらがきました。



 次の一人暮らしは、晴れて鉄筋鉄骨のマンションに住むことができました。築4年くらいのきれいな部屋でしたので、満足でした。気密性の高いマンションというものに最初は慣れず、作りおきの味噌汁をキッチンに置いておいて、夜帰ってきたら、腐って部屋中悪臭という失敗もありました。



 いずれにせよ、マンションにしてもアパートにしても、建物自体の縁というものもありますし、共同生活の縁というものもあります。私の場合は幸いなことに隣人に恵まれておりましたので、タクシー代を借りたり、鍵を忘れてオートロックを開けてもらったりなど、助けられてばかりでした。自分が退去する時は部屋を公開して、好きなものはもってけドロボー、オークション状態でした。



 共同住宅は、同じ建物でも住む人次第でマンションの雰囲気や顔が違ってくると思います。みなさんもこれから部屋探しをするときは、いい共同生活関係を築いていっていただきたいと思います。