マンション投資の鉄人

<<一覧へ戻る

第二の鉄人

「アパマン」

東京都杉並区 加藤 隆

皆さんは、「アパマンPLAZA」の「アパマン」とは何か御存知でしょうか。
勿論、「アゲマン」、「アンマン」、「パーマン」、「キッコーマン」の仲間でないことは確かです。
恐らく、「アパート・マンション」の略だと思います。

ところで、「マンション」と「アパート」については、夫々、一長一短あると思われます。

「マンション」については、「アパート」に比べ、

①土地は区分所有であり、少ない為、デフレーション時、土地の値下がりリスクが少ない。
②建物部分が多い為、減価償却費が大きく、節税できる。
③人気が高い。
④少額で購入でき、複数物件に投資し易く、リスク分散が図り易い。
⑤現金で購入する場合、金利上昇、借金返済不能等のリスクがない。デフレーションの場合、借金の実質負担増のリスクがない。
⑥管理費・修繕積立金の制度があり、管理、長期修繕が充実している。

といった長所があると思います。

一方、「アパート」については、「マンション」に比べ、

①土地が多い為、インフレーション時等、土地価格が上昇した場合、恩恵に預かり易い。
②建物は、物理的に、減価するが、土地は減価しない。
③建替えが自分の意思だけで可能である。
④一度に複数戸をまとめて取得でき、又、場所的にまとまっている為、管理もし易い。
⑤ローンが付け易く、その為、レバレッジ(梃子)効果を享受でき、高額の物件を取得し易く、実質投資効率も上昇する。又、インフレーション時、借金負担実質目減りの恩恵を受け易い。
⑥管理費・修繕積立金が無く、自分でコントロールできる。

といった長所があると思います。

アパートの短所は

●マンションに比べて立地が劣る(都心部では駅からの距離が離れ建築基準法の問題もあり建てづらい)
●北海道の場合は寒冷地のため除雪や水道管凍結の問題がある。
●建物の耐用年数がマンションに比べて短から建替えを考えなければならない。
●管理費・修繕積立金を積み立てていないので修繕の場合負担金が大きくなる。

何れが良いかは、その人の性格・ポリシー(考え方)、フアイナンシャル・リテラシー(資産運用歴・能力)、資金の性格(金額、余剰性、運用可能期間、借入能力)にもよろうかと思いますが、夫々の長短所を考慮しつつ、又、ある程度のバランス感覚(ポートフオリオ)も必要かと思います。

取り敢えず、初心者の方々は、まずは、「マンション」から、それも、少額のものを、現金で始められたら、如何でしょうか。

その場合は、リスクはほとんどなく、勉強にもなると思います。