マンション投資の鉄人

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第十八の鉄人

マンション投資 Ⅲ

札幌市  サラリーマン F.F 

4. 最終ゴールをどうするか    年金は国民を堕落させる

 サラリーマンをしている限り、いつかは勤労収入がなくなります。そのとき資産からの収入で体面を保った生活をするためには、どのようにすれば良いでしょうか。多くの同僚は、まだ10年以上先の退職時のことを考えていないようです。

日頃の会話からも、「年金がもらえるだろう」「再雇用してもらえるんじゃないか」といった話ばかりで、自分で何とかしなくてはならないという話には、まずなりません。最高に運が良くて定年まで雇用され、リストラされなかったとしても60歳から5年間は無収入の状態で投げ出されるのです。

いったい日本人は、いつからこんな骨なし軟弱人間になってしまったのでしょう。
自分と家族の幸福を考え、手を打つのは一家の主たる者の一番の責務であります。それすらしないで、何をするのでしょう。ましてや働かないで、もらえる金を当てにするようでは終わっています。

 20代の若い方は、この考えに賛成してくれるでしょうが、50代の方は命がけで反対されると思います。違いは何でしょう。年金をもらえるという他人任せの生き方が長い時間かけて、自立心を徐々に奪っていくのです。給料が無くなったとき資産からの収入がなければ年金しかありません。これが無くなると言うことは自分の生活が無くなると言うことですから、いくら従順な国民でも暴動が起こるかもしれません。でも少子化でそれも当てにできなくなりつつありますね。
 
 わずか300km北に住んでいるソ連という国の人たちは、コルホーズでそれなりに働けば、定年後には有り余る年金を受給し、楽に暮らせるはずだったのです。しかし国が混乱し、インフレがおこり1ヶ月の年金では、卵10個買ったら終わりという状態になったと聞いたことがあります。ロシア人は必ずと言っていいほど家庭菜園を持ち、自家消費する野菜などは自分で作っているので飢える心配はありませんでしたが、はたして日本人はどうでしょうか。

 なにも、賃貸マンションを持つことだけが経済的安定の道ではありませんが、不動産はほかのものに比べると非常に安定しているのです。FXなどでは、わずか100万の証拠金で米ドル10枚=10万ドル買っておけば、スワップ金利は毎日1500円入ってきます。月に45,000円です。550万円のマンションの手取り家賃並みですね。

100万円の証拠金で550万円のマンション投資に匹敵する果実を収穫できるように見え、一見おいしそうですが、10円の円高で根こそぎすべて吹っ飛んで、無くなってしまうのです。このところレバレッジを効かせた、こういう取引を小資金で行う人が増えているようです。安定させるなら、レバレッジをかけないか、かけたとしても2倍程度までにしておくのが確実です。

外貨預金よりは低コストですが、この投資の問題はレバレッジを30倍程度まで効かせることができる(100万の証拠金で3000万の取引ができる)のに、それを我慢してローリターンで運用できるかという点につきます。

 株は、簡単です。しかし、安定して収益を上げられるというわけにはいかないでしょう。
やっぱり私は「不動産が一番」だと思います。その証拠に不動産投資には銀行も融資してくれます。
 「二番目は債券」です。国債を買うのもいいと思います。手間がかからず、これ以上信用度の高いものはありません。でも低利です。資産家には向いています。米国債もいいと思います。5%弱で回るので15年で倍になります。これで目標金額に達すればゴールです。

 私の最終ゴール第一プランは、早期退職をして賃貸の収入で気に入ったところで生活し、ボランティアをするということです。健康を維持できれば、射程圏内に入ってきました。
第2プランは、離農した人から農地を手に入れ、食べ物の5割を目標に自分で作ったものを自分で食べるというものです。農地を手に入れるには、農業委員会の許可が必要ですから難しいですが、農業をやる気があれば、何とかなるでしょう。田舎での生活は、あまりお金もかかりません。これならあと6年でゴールできます。

 皆様の最終ゴールは、どこですか。どのようにして達成しますか?