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6月の札幌は賃貸の移動シーズンも終わり、ゆるやかな落ち着きを持っていたと思う。
ただ、中央区・北区では少なからず動きがある。それは学生をメインとした単身者が動いている。
またその動きには、ある特徴を持っている。
現在の家賃より高くても、希望にあてはまる物件もしくは近いものがあればそれを選ぶというものである。
さらに必要条件の一つに必ずといってよいほど出されるものに、浴・トイレ別がある。
これは一般賃貸物件に浴・トイレ別が増えたために一般化しているのだと思われる。
ただしこの要望は絶対というわけではなく「なるべく」という程度なので、現在ある物件が劣勢というわけではい。
そして物件を探す手段にも変化が生じてきている。
以前であれば雑誌等で見てから不動産屋へ来店という流れがあったが、現在はインターネット等の媒体を利用し、実際に来店することなく探すお客様が増えている。
なかには地方の方でインターネットを利用し、メールで質問・契約という事も少なからずある。
物件探しが容易になり、動きを少し流動化させるカンフル剤となっていると思う。
しかし場所によっては動きが弱く、しばらく空室が続くのも少なくない。
今年の移動シーズンは例年ほどの動きもなく、その際空室となり現在に至る部屋が見受けられる。
また札幌の賃貸物件は、供給過剰となりつつあるため、部屋自体に特徴が必要となっている。
今後は物件自体の良さ・利点を紹介するだけではなく、プラスαを提供していく必要があるのではないか。