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札幌での物件の見方・考え方


代表取締役 山崎勇司

●札幌での物件の見方・考え方

北海道の政治・経済・文化の中心札幌は人口1,845,811人(平成15年4月1日)さらに増加しています。現在10区体制


《中央区》

 中央区は古くから札幌市、北海道の政治・経済・文化の中心地として発展し、高度な都市機能が集積している区です。

①地下鉄南北線 札幌駅・大通駅・中島公園駅周辺は1年を通して人の動きがあり、マンションが古くなっても賃貸の需要がある。


②地下鉄東西線 西18丁目駅・円山公園駅界隈は2LDK、3LDK以上のファミリータイプの需要があります。


③他に札幌市電の山鼻地区や宮の森もファミリータイプの需要がある。


《北 区》

 札幌駅北口再開発事業が一段と進展し、オフィス街が新たに形成されています。

 また北海道大学、北海道教育大学、藤女子大学や短大、専門学校等が多い文京地区として発展しています。


①地下鉄南北線 札幌駅・北12条駅・北18条駅周辺が狙い目です。特に毎年1月から3月までは需要が高く物件が不足します。賃料相場も高く、ワンルーム・1DKマンションの投資には最適です。


《白石区》

 中央区や北区に比べると賃料相場が1割~2割安く、駐車可能なマンションも多く見られ最近人気が出てきました。


 地下鉄東西線 菊水駅周辺は、白石区の中でも都心から近く若者に人気があり、マンション投資に向いています。

 地下鉄東西線 南郷18丁目駅、大谷地駅周辺も近隣に北星学園大学があり、ワンルーム・1DKタイプが良いでしょう。


《西 区》

 JR・地下鉄琴似駅を中心に繁華街を形成しており、高層マンション等も見られ西区はJR・地下鉄琴似駅周辺を中心に考えた方が良いが、ワンルーム・1DKタイプより2DK~3LDKのファミリー層をターゲットにした方が投資として安定しております。しかし中央区より1割から2割程度家賃相場が落ちます。


《豊平区》

 豊平区を歴史や位置から分類すると豊平・平岸・月寒の3地域に大別されます。


①豊平方面の地下鉄東豊線 学園前駅周辺は都心からも近く、ワンルームから3LDKタイプまで投資対象となりますが中央区と比較すると1割~2割程度家賃相場が落ちます。

②平岸方面の地下鉄南北線 中の島駅・平岸駅・南平岸駅周辺はワンルームから3LDKタイプの投資マンションが多いが、地下鉄東豊線が開通してから多少賃料相場が下がり古いマンションも多いです。


《東 区》

 東区は農業と工業の盛んな地域ですが、地下鉄東豊線が開通して地下鉄沿線にマンションが多く建設されました。

マンション投資の狙い目は、JR・地下鉄札幌駅から地下鉄東豊線の北13条東駅・東区役所前駅周辺です。 都心からも近く、天使大学・大谷短大・専門学校等がありワンルームからファミリータイプまで投資対象となるでしょう。


《厚別区》

 厚別区はJR新札幌駅、地下鉄新札幌駅付近を中心とした商業業務地区と周辺の住宅地からなっており、厚別副都心と呼ばれています。

 地下鉄ひばりケ丘駅や、JR・地下鉄新札幌駅周辺のワンルームからファミリータイプは札幌中心部から離れているにもかかわらず賃貸が決まりやすい。ワンルームは浴・トイレ別々で多少広いのが狙い目で賃料相場も決して低くない。


ワンルーム・1DKマンションの投資として最も適当と思われるのは、地下鉄南北線の中島公園から北18条駅までだが全体的に建物が古く、物件も手頃な価格で出てこないから難しい。