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平成18年 8月度レポート 退去立会いについて


営業部 古谷和博

営業の仕事の一つに、入居者の退去立会いがあります。
 室内の使用状況や、鍵の回収、ゴミや荷物が残ってないか等のチェックをし、内装工事が必要かどうか、費用の負担は入居者か、所有者か、その場で退去者と次の移転先を聞いて、オーナーに報告書を送付しております。
 短い期間の入居であれば、室内清掃だけですぐ、次の賃貸募集にまわせますが、長期間の場合は壁や、天井が経年の為の汚れが発生したり、タバコによる黄ばみ、結露によってのシミ、床に何かこぼしたような汚れなど、さまざまな問題が出てきます。
 入居者にしてみれば、「何年も住んでいるんだから、少し位の汚れは面倒見てください」、「入居時から、ここは汚れていた」等、なかなか請求できないケースや、所有者にしてみれば、入居者が汚したものはすべて、請求して欲しいとなるでしょう。
 幸いにも、私は今まで、退去時にもめた事はありませんが、どこからどこまでが、どっちの費用かをわかりやすくする必要はあると思います。
 賃貸契約時に、何度かお客様に聞かれたことがありますが私は「通常に使っていての汚れは、入居者の負担はありませんが、故意的なものは退去時に精算になります。」と伝えます。
 ただ一番重要な事は、なにか問題が発生したらすぐ、連絡をする事だと思います。
 後で発見するのと、事実を知ったあとで、立会いするのとでは、責任転換の問題も起きませんし、その場で修復すれば大きな問題にならないものもあるからです。
 我々も賃貸の部屋を紹介するにあたって、気持ちよく入居していただきたいですし、退去のときも問題なく立会いしたいですし、やっぱり最後は人対人ですので、またどこかで、ご縁があって、当社をご利用いただく事もあろうかと思いますので、きっちり、オーナー様にも内装の見積りをお送りさせて頂いた時には、いろいろと意見を聞かせていただいて、今後の仕事に生かせて生きたいと思います。
 札幌も今や物件の供給過剰と言われていますが、時代にあった物件にして、少しでも空室を少なくするように心がけます。