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中心部のビル建替え


佐藤 淳一

札幌駅から大通駅にかけてこれからは大型ビルの建替えの話がいくつかあるようです。大きな案件のひとつは「北洋大通ビル」です。旧北海道拓殖銀行の本店として昭和36年に建設されたそうですが、内壁にも大理石がふんだんに使われた貴重な建物であったように思います。44年間にわたり札幌のランドマークとして重厚な存在感がありましたが、設備の老朽化等により建替えになるということです。11月2日をもって北洋銀行大通支店の営業終了し建替え作業に突入しました。新しいビルは平成21年に地上20階(地下2階)へと生まれ変わりますが札幌の顔ともいえる場所ですので今度はもっと長い歴史を刻むことを期待したいと思います。
もうひとつは札幌三井ビルディングの建替えです。計画では日本郵政公社所有の駐車場と一体開発することで平成23年に地上34階(地下4階)へと生まれ変わり高さ185mとJRタワーを抜いて北海道で一番の高層建築となる予定だそうです。上層階には高級ホテルを誘致し、オフィス、商業施設の複合ビルとなり大通と札幌駅の地下道へ直結となるとのことです。
札幌の中心部のビルも改装をしているためあまり気が付きませんが、実は古いビルも多く見られます。今後もビル同士の競合を勝ち抜くために建替えになるビルが更に増えると思いますが、建物の新陳代謝が進み人が集まり活気が出ますので注目したいと思います。