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遠藤
先日何気なくラジオを聴いていたら、市内の有名賃貸業者がFM放送に出演しており、札幌の賃貸事情についてDJとやりとりをしていました。
まず、これから合格発表が目白押しの学生層のニーズに対して、より良い物件を紹介する場合のポイント云々というかたちで番組はスタートしました。
最近の学生は親の資力にもよりますが、ワンルームよりも1DKを探す傾向にあり、学校からの距離、浴・トイレ別、2階以上、オール電化、ネット環境の充実、といった要望に対応できる物件が人気とのことでした。
番組を進行するDJはびっくりしていました。
彼が学生時代初めて借りた部屋は、「6畳一間」「共同トイレ」「共同炊事場」「風呂なし」のナントカ荘で、一緒に生活を共にする仲間とのコミュニケーションも大事だったと語っていました。
「現在では自分が住んでいたような学生共同体のようなアパートはないんですか?」との質問に、業者は「なくはないです。1万5千円位の家賃で共同生活できるところはまだあります」と言っていました。
一方で、業者が分譲マンションの賃貸(いわゆる分譲リース)について触れた際に、DJの反応が穏やかではなく「そういうところに住んでみたい!」と言ったのは印象的でした。やはり分譲仕様への憧れがあるようです。
その業者は分譲マンションの賃貸でも、ファミリータイプの高額な物件を紹介したのですが、学生・単身者向けの分譲リースの手持ちがないせいか、話の内容いかんでは「分譲リース」イコール「高額」といったニュアンスになってしまう感じでした。
当社へこのFMラジオのオファーがあれば、もっと分譲リースに対する意識をリーズナブルに変えることが出来たのに、と残念に思った次第です。