教えて!!Mr.アパマン

<<一覧へ戻る
見せる難しさ


佐藤 淳一

 最近はインターネットでいろいろな情報が簡単に入手できる一方で、よく考えると見られることもなく埋もれてしまう情報も多いように感じます。膨大な情報の中から情報を絞り込むことには大変便利ですが、絞り込む際に探しているものに近い情報まで見られることなく削られてしまう欠点があるように思います。

 ホームページを見ながら物件を探して電話等で問い合わせがあった時に話をしていると、もっと別なマッチした物件があることが多々あります。表面上の概略の情報からは探してもなかなか辿り着かない物件が意外と多いです。かといって全ての物件の詳細を見ることも現実的ではありません。

 効果的に情報を発信することは情報化社会の中では難しくなってきました。扱う情報が少ない時代はちょっとした工夫でも何とかなったと思いますが、現在の氾濫しているとも言える情報の中で的確に情報発信することは非常に難しいと感じます。例えば不動産の場合、リフォーム等に高額な費用をかけたから価値が上がった分高いものと、単に高くしたものの違いを明確に表現することができたらと日々痛感しています。

 デフレで安いものが人気の時代ですが、良質で安いのであれば問題ないのですが、品質も良くなく安いものもけっこう多いように思います。金額だけでなく質の面をうまく表現して伝えることができるように研究していきたいと思います。