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営業部 原 琢
今回は家賃の滞納について、具体的な対策を考えてみます。
滞納の基本は「発生させないこと」です。
特に毎月遅れている人には、期日前に連絡をするのが効果的です。
給料日から家賃の支払い日までの間が開いてしまうと、他の事に使ってしまいがちです。
毎月遅れる人については、まず給料日を把握してそれに合わせて連絡をするとよいでしょう。
また、滞納をしている方は、どうしても電話に出づらくなります。期日前ですと意外に電話に出たりします。
次に滞納が出た場合は「早めに回収」することです。
遅れがあった場合は、とにかく早めに効果的に連絡をとる必要があります。
ただやみくもに電話をする必要はなく、電話に出そうな時間、場所をきちんと考えて電話をすれば、効果的にコンタクトをとることができます。
また、いつも遅れていないのに初めて遅れた人には、何となく連絡しづらい気もしますが、そういう人こそ早く連絡すべきです。
急に遅れだした人は、何か事情があり、契約時と状況が変わった可能性が高く、それは極力早めに把握すべきです。時間が無いとか勘違いでたまたま遅れた人にも「遅れたらすぐに連絡がくる」という意識を持たせることもできます。
最後に長期の延滞が出た場合は「延滞をすることは損だ」と思わせることです。
一番簡単なのは延滞利息をきちんと取ることです。
遅れれば遅れただけ大きなお金を払わなければならないとなれば、それは目に見えるプレッシャーとなります。また管理の方からみても交渉し易くなるはずです。
滞納はいろいろと難しい問題を引き起こします。それをゼロに近づけようと意識をすれば、すべきことが自ずと見えてくるはずです。