営業　尾元　隆博

　長年乗っている車、長年付き合っている自分の体を見ると、定期的なメンテナンスや検査が必要とつくづく思いますが、マンションもそうだと思います。

　自宅マンションに１６年住んでいますが現在、大規模修繕工事中です。新築当時の外壁の色、他の部位は色あせているので思い出せないくらいです。

　３年がかりで大規模修繕工事に至りましたが、最初に診断・報告を受けるだけでも現状把握でき、専門のプロが見た報告は改善点と今の新しい部材で対処できたりと色々な事が見えました。しかも、自宅マンションに住んでいても知らないシステムや他の住人の悩み・問題点が出てきたおかげでマンション全体の改善点が今回の工事でやるもの、時間をかけながらやるもの、次回の大規模修繕工事までにやるもの等が把握できた事は大きな収穫でした。

　ある程度、大規模に工事を一度して、そこから先に考えられる更なる大規模修繕計画を立てる事がマンションライフとマンションの資産価値を上げる事と思います。

　綺麗になる事で住んでいる方も気持ち良くなり、良かったと思い、もし賃貸で入る方がいれば古臭いマンションよりも見た目に綺麗な方が住んでいても、お客さんがきても嬉しいものです。

　大規模修繕工事をするのにお金が掛かりますが、そこは管理組合・管理会社で修繕計画、現金・借入などの計画で出来ます。

　１００戸以上のマンションで修繕積立金の総額があるにもかかわらず、定期的な大規模修繕工事をしていないマンションがありますが、理事などが考え方を変え総会で進めて欲しいものです。