営業部　古谷　和博

　時期的なものもあると思いますが、電話やメールでの問い合わせのほとんどが賃貸の家具・家電付き物件です。

　使用される方もさまざまで、今年は震災の影響で札幌に移住や一時的に来られる方、就職先を探しに来られる方、避暑目的の方等さまざまですが、最近は転勤での問い合わせが非常に多くなってきました。

　大抵は全国に支店がある会社の方が多いのですが、札幌以外でも社員の転勤時や、長期出張になる時にその地方の家具・家電付き物件を過去に利用されているケースがあり、その便利さを御理解いただいての問い合わせです。

　このような話を聞くと賃貸物件＝家具・家電付き物件とまではいきませんが、手頃なワンルームや１ＤＫ、１ＬＤＫ位までの御部屋に
はこのような戦略の効果があるのではないでしょうか？

　必ずしも当てはまる事ではないですが、特に築年数が古くなって来ると新築や築浅物件に対抗するには価格を安くするか、リフォーム等で設備を充実させるかだと思います。

　家賃設定が安くて設備が充実されていると一番良い方法だと思いますが、リフォームをすると当然費用が掛かってきますのでそれなりの家賃設定をしないとなかなか回収するまでにはかなりの期間が掛かってしまいます。

　この家賃設定で動きが変わる事も多いですので慎重に考えなければなりません。

　ただ札幌も含め都心部では物件自体も多数存在し、競合する空室の物件も多い事からいかに空室期間を少なくするかが、札幌での投資の成功する秘訣ではないでしょうか？

　当たり前の事でしょうが、それが難しくなってきているのが現実です。

　逆に古い物件でも地が良い場所にあったり管理状態が良く整っているところも少なくありませんので、物件を探されるときに敢えて年数が少し経ったものを探す方もいらっしゃいます。

　人間と同じで全部の人から好かれる方が良いと思いますが、それは難しい条件であり、良いアピールポイントがあれば自ずとお客様に選ばれる可能性が多くなるのではないでしょうか？