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10月期レポート(2012/11)


営業部 石黒修司

 最近の札幌市内の不動産動向をみると、売買では、全体的に価格が下落している様に感じます。特に投資向け物件については、賃貸の賃料じたいが、かなり下落しており、そのため利回りの兼合いもあるので、売買価格も連動して下落しているのが現状です。

 家具・家電を設置して、利回りを上げて売却価格を上げる方法もありますが、設置費用を考えると、あまり価格に反映していないと思います。

 また、現在、賃貸中で長期間入居中のため、高利回りでも、空室後のリスクや賃料の下落を計算しないといけません。築年数の古い物件に付いては、暖房器具等の設備の交換費用だけではなく、水廻りや給排水管の交換費用も考えておかないといけません。

 最近の景気動向もありますが、上記の空室や賃料の下落リスク、さらには、業者からの情報だけでなく、御自分で、インターネット等で調査されているので、以前に同じ建物で売却価格が安い物があると、それを基準に、大幅な価格交渉をされる御客様が増えてきました。

 賃貸では、家具・家電付でも、賃料が他より安く、立地的には、中央区・北区・西区の「さっぽろ」、「西11丁目」、「中島公園」、「北12条」、「琴似」駅近辺が反響が多いと思います。

 また、不動産業者からの賃貸の問合せでは、来春の新入学生の申込みで、来年3月からの家賃発生での契約は可能かという問合せが増えてきたように思います。