教えて!!Mr.アパマン

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平成25年10月レポート(10/8)


九石

 先日、沖縄へ旅行に行きました。観光施設には重要文化財となるような、伝統的な赤い瓦屋根の木造平屋の大きくて古い家が沢山あり、風情のある雰囲気を楽しみました。一方、実際に沖縄の方たちが居住している、一般の住宅街はアパートや一戸建てのほとんどが鉄筋コンクリート住宅でした。

 北海道生まれの私は、マンション=鉄筋コンクリート造。一戸建て=木造(たまに鉄筋コンクリート造もあり)。アパート=木造や鉄骨造。というイメージですので、平屋や2階建ての鉄筋コンクリート造の住宅が立ち並ぶ風景は、どこか外国にきたような気持になりました。

 帰宅後、沖縄の住宅事情が気になり、調べてみると鉄筋コンクリートの住宅が多い理由がわかりました。沖縄では米軍の影響を受けるようになった戦後から鉄筋コンクリートの住宅が建つようになったそうです。

 その後、大型台風で多くの木造住宅が倒壊した際に、鉄筋コンクリート住宅は被害がなかったということで鉄筋コンクリート住宅の需要が増え、さらに、木造に比べシロアリに強いということでコンクリート住宅への建て替える人が多くなったとのことです。

 しかし、コンクリートは熱を吸収しやすいという欠点があることから、最近は、台風対策やシロアリ対策等、欠点を見直した木造住宅が再び注目されるようになってきているとのこと。

 地域によって、色々な住宅事情があるのだな。と改めて思いました。これからも、旅行先等で沢山の住宅を見て勉強したいと思います。