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遠藤
部屋を片付けていて古い文庫本を見つけ、何気なく開いてみるとあまりにも文字が小さくて驚いてしまいました。私は以前、こんな細かい文字をやすやすと読んでいたのでしょうか?
年齢とともに視力が衰え、仕事で使うパソコンで眼を酷使しているせいか、新聞などの活字を読むと疲れると感じることがあります。
最近では読みやすい新聞イコール文字が大きめということで、各紙を読み比べていたところ、北海道新聞が3月から文字サイズを変更する大改革を行うという新聞発表がありました。
文字の大型化に関しては現在より約6%大きくなるそうで、使用するフォントもより見やすいものを取り入れるという説明でした。
確かに他紙の方が見やすいと思っていた部分もあったので、読者のニーズに応えて足並みをそろえようという改革なのかもしれません。
熱心に新聞を購読しているのは高齢者層でしょうし、逆に低年齢層にも読者を増やすチャンスになるのではないでしょうか。
フォントひとつとっても、ハネやハラいの部分が多い文字は陰があるように見えて読みにくいということがわかります。眼が悪くなって乱視も入ると、相撲の番付表のような江戸文字が、とても見えにくくなるのが身にしみてわかります。
新聞・雑誌をはじめ書籍にしても広告にしても、すんなり読めるものに好感を持ちます。
私たちは日頃から、携帯端末のおかげで眼を酷使しすぎていますから、活字ぐらいは眼にやさしい大きさと種類が求められるのだと思います。
不動産情報を発信する場合も、活字に関してはもっと気を使わなければいけない時代になっていると実感します。