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営業部 佐藤 淳一
今年も寒い日が多く、木造アパートでは水道管の凍結も多く見られたようです。最近のアパートでは水道凍結しないように施されているため気にしなくても凍結は無縁のようですが、古いものは水落し作業が必要となります。
最近だと北海道内の出身者でも、実家が水落ししなくても凍結しないため水落しを知らない若い人が増えていると思います。水道凍結の危険がない道外出身者は当然のように水道が凍結するといっても何のことだか理解できない人が多いです。
鉄筋のマンションであれば悪い条件が重ならない限りは、記録的な寒波が来なければ住んでいての凍結の心配はいりませんが、長期間空けるとなると別です。マンションの場合は凍結して破裂となると階数によって下の階へとんでもない被害が発生することもあります。事故が起きた場合は木造アパートより大変かもしれません。
今年は木造アパートの1室だけが繰り返し水道凍結しました。この部屋は以前から凍結する部屋ですが、入居されている方は長く入居されており、水抜き作業を確認しても完璧でした。時間も30分から40分もかけて水が出なくなるまで確認して水抜きをしたにもかかわらず凍結していました。となると水抜き設備そのものの不具合が考えられましたが、車庫のアスファルトを掘らなければ原因がわからないのではないか等大規模な調査が必要とのことでした。原因を調べる前にまた凍結の繰り返しでした。発想を転換して地下の部分ではなく途中の配管部分を再度確認すると配管経路が不自然なところがあり、隠蔽部の配管を確認すると横引き管が逆勾配のために途中の管に水が残りその部分が凍結して氷の蓋となっていたことが判明しました。入居者はどんなに一生懸命水落しをしても凍結し、寝るのも不安だったようでようやく解決できてほっとしました。