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おひとり様と高齢化(12/13)


遠藤

 当社の管理物件入居者も高齢化がすすんでおり、現在の平均年齢は43歳といったところです。
 65歳以上の高齢者は全体の15%となっており、さらに40歳以上となると全体の46.7%を占めています。
 その男女比では男性が55%を超えており、おひとり様の中高年男性が多いことがわかります。

 新聞等でも札幌市内全体の世帯数のうち「おひとり様世帯」が年々増加しているとの関連記事や特集が組まれていました。
 この原因としてあげられていたのが、生涯未婚率が1980年代後半より急上昇しているのと、高い離婚率の推移です。
 また、配偶者の死別後に同居家族がなく、ひとり暮らしを余儀なくされている高齢者が増加しているとのことです。

 若者の間では一人で充実した生活を送ることを「ソロ充」と呼び、そのニーズに応えるように周辺環境も多様に変化し「ひとり焼肉」や「ひとりカラオケ」といったスポットが人気となっています。

 雇用の安定や、子供を安心して育てられる環境が整うことで、おひとり様も減少するのではと思いますが、当分この動きは止めることができないようです。
 志向としての「おひとり様」とともに、時代に取り残された「お独り様」も確実に増えていくことでしょう。

 当社で扱っているようなワンルームも、設備や周辺環境を充実させることによってじゅうぶん「おひとり様」を取り込むことができると思います。
 人とのコミュニケーションが取りやすく、食や孤独死の不安がなく、冬でも暖かい場所を提供することが現在のニーズに応えるポイントではないでしょうか。

 素敵な「おひとり様」に永く利用していただけるように、アイディアと真心を提供していきたいと思っています。