教えて!!Mr.アパマン

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2月レポート


和田

 2月に入り、寒さがますます厳しくなってきました。
札幌市では今日から雪まつりが始まり、大通公園や駅などは観光客でいつもよりも人が多く感じられます。

 雪まつりと言えば、冬の札幌の一大イベントで日本全国だけではなく、外国からもたくさんの人達が観光に来られますが、私の周りの札幌市民は寒さを理由に出かけない人が多いようです。
 
 去年の雪まつりの来場者の調査の外国人観光客を国別に見ると、中国・香港・韓国などの中華圏やアジアからの旅行者が半分以上を占めています。これはこの時期に限定されたことではなく普段からのことで、店先にいると中島公園のホテルに泊まりに来たアジア系の旅行客の方から道を聞かれることがよくあります。そして、今年の雪まつりは中国の旧暦の正月で、中華圏で最も重要とされる祝祭日である春節と時期がほぼ重なるため、例年以上に観光客が増えると見通しがあるそうです。

 中華圏からの旅行者と言えば、昨年の流行語大賞では中国人旅行者の日本製品の「爆買い」が選ばれ話題になりました。日本人の購買威力の低い今、「爆買い」する観光客は百貨店や家電量販店から見るとありがたい存在だと思いますが、外国人観光客を優遇すると日本人客の足が遠のくというジレンマを抱えているお店が多いそうです。いくら外国人観光客が増えたからといって、訪れる客数の大半は日本人なので、日本人客の足が遠のくとお店側から見ると全体の消費は落ち込んでしまうと思います。なので、雪まつりのようなイベントでも日本人の客を基本に、外国人観光客にも楽しんでもらえるように、今後工夫が必要だと思いました。