教えて!!Mr.アパマン

<<一覧へ戻る
冬の不具合


営業部 佐藤 淳一

 冬というか寒くなると増えるのが暖房機の不具合です。寒い日になると不思議なもので暖房機や給湯器の不具合の連絡が増えます。一説には、寒くなることで温度を上げるために機器に負担がかかるからではないかとも言われています。入居前に点検しても入居してから連絡があることもよくあります。その一つが短時間は問題ないのに長時間だと稼働しないというのがよくある現象です。5分、10分では異常がないように動いているものも、1時間となると途中で止まってしまうという現象です。だいたいは内部の問題となり専門業者へ依頼しないと解決しませんが古くなるとよくあり、点検したのにと思うことがよくあります。
 寒い時期の暖房、給湯設備の不具合は時間との戦いでもあります。場合によっては修理では直らず、交換となると大家さんにとっては大きな出費になります。特に入居中だとスピードが要求されますので、見積を数社とって比較して安くできるところへ依頼するということもできない状況になったりします。特に気温の低い時は修理依頼が増え、業者さんも混んでいますので、依頼したとしてもその日には対応できないということもあります。暖房機は応急的にポータブルストーブで対応する場合もありますが、給湯器関係は基本的に代替機も用意できず修理・交換が完了するまで使用できないのが大変なところです。
 また、結露がひどいという連絡も毎年受けます。今シーズンもあり、そのうち1件は少量ですが玄関から共用廊下へ水が流れてくるというもので管理人さんから連絡がありました。拭いても時間をおいてから行くとまた水がたまっており、入居者とも電話連絡がとれないというものでした。最終的には入居者と連絡もとれ確認に行ったところ玄関ドアの結露が流れ出たのが原因でした。本人は毎日ドアを拭いているのを今日はそうめんをゆでた後拭かなくて申し訳ないとのことでしたが、そういう問題ではなくなぜここまで結露が発生しているかということで、使用方法について改善いただく部分を指摘して様子をみることになりました。節電のために換気扇を回していなかったということでしたが改善されることを期待したいと思います。換気扇については浴室使用時だけ回すという方はこれまでもいたので意外に多いのかなと思います。