教えて!!Mr.アパマン

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「人手不足」


遠藤

4年に一度のサッカーワールドカップの話題で世間は盛り上がっていますが、このところの天候不順と大雨の影響で、河川流域では冠水の被害がニュースになっています。

また道内の景気判断は、個人消費や観光を中心に持ち直しの動きがみられるものの、多くの業種で人手不足が深刻化しているということで、住宅関連や公共工事などは着工が減少しているという発表でした。

たしかに、私の周囲でも「人材の確保が難しい」ということを聞くようになりました。求人募集をかけても思うように応募がなく、採用しても待遇の良い方へ流れてしまうとのこと。

特に新人の教育係を務めることができそうな経験者が圧倒的に少ないので、新規事業への参入や、新企画立ち上げからオープンといった場面では、機能できる人材を確保することが困難なのが現実です。

実際、スタッフを道外の事業所から一時的に補充してやりくりしている状況がほとんどのようで、当社の定期賃貸借契約でも法人がまとめて数件借りるケースが多くあります。

北海道は地代家賃や人件費が安いので、新規参入や事業拡大を計画する企業が多いけれど、スキルや経験のある人材はより待遇のよい地域へ移ってしまうという悲しい現象がおきているようです。

今後ますます人材が不足すると、企業の成長や存続にもかかわってしまいますので、有効求人倍率が高い水準となっているときこそ企業側も態勢を整えなければならないと感じました。