部屋探し体験談

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札幌賃貸マンション一人暮らし体験記

北海道大学 E.O.

北海道大学に合格が決まり、実家の秋田から通うわけにもいかないので一人暮らしすることになった。

 
一人暮らしする上で親が出した条件が、「月十万円の仕送りをするから、そこから家賃と食費、その他の雑費を出してくれ。」という比較的ゆるいものだったので、自分の好みに合わせて部屋を選ぼうと思い、大学生協まで足を運んだ。生協で希望通りの部屋が見つからなければ他の一般業者も行ってみようかと思っていたが、自分の希望が、なるべく家賃が安ければいい、という簡単なものだったのですぐに見つかった。家賃、共益費、上下水道代を全てあわせて四万円弱、大学まで徒歩で十分という好条件であったのですぐ決めてしまったが、実際に暮らしてみると、いくつか不満も出てきた。


 
まず、部屋が狭い。六畳だと聞き、実際に部屋を見ると、意外に広い。これはいいと思っていたら、机、冷蔵庫、座卓、テレビ、棚と家具を入れるとこれが狭い。毎日片付けなければすぐに足の踏み場も無くなってしまう。


 そして洗濯機用の排水溝が無い。コインランドリーがすぐ近く(と言っても部屋の下の階だからものすごく近いが)にあるが、長い目で見れば洗濯機を買ったほうが大分安い。だから全自動洗濯機を購入し設置したが、先述の理由により洗濯の度に排水ホースや給水ホースを取り付けなければならず、「部分」自動洗濯機になってしまった。まことに不便である。


 しかし、大学生ならば貧乏なのは当然であるので家賃が安いのはとても助かる。おかげでずっと憧れていた一人暮らしを満喫している。バイトや節約でお金をためて、しっかり勉強して、友達と遊んで、将来の為に楽しく生活できているのも初めに部屋探しで成功したからだと思っている。