部屋探し体験談

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私の札幌賃貸マンション部屋探し体験記

北大・農学部3年 K.K.

 私が最初に札幌で部屋を探し始めたのは後期試験の発表からさらに1週間たっていて、3月の本当に月末だった。もう四月を目前に控えて、即入居できる部屋を探さなければならなかった。それでも習慣としてユニットバスだけには慣れないので、風呂トイレ別の物件と心に決めていた。



 しかし、北大は札幌の中心街から近く、予算5万円以内となるとなかなか見つからなかった。時期的にも大部分の物件はほとんど埋まっているとのことだった。掘り出し物といえるような部屋は見つからず、選択の幅が狭かった私は、仕方なく大学からだいぶ離れた北23条東4に家を借りた。



 そもそも部屋探しなんて初体験の私にとって、部屋の広さと、明るさ、セパレートの浴室、洗濯機置き場など、実家での生活を想定しながら部屋を見て回っていた。ところが、当たり前だが実家の京都と札幌では相当環境が違う。さらに1人暮らしになれば今まで親任せだったいろんなことが自分でやらなければならない。



 生活が始まり、大学から遠いことは大して苦にならなかったが、それよりもガス代がプロパンで1万円以上したときは本当に驚いた。湯沸かし器の性能が悪かったのだろうか? 今でも理由がよく分からないが、冬を目前に控えて、暖房費がまたとんでもなくかかるのではないかと思い、私は引越しを決意した。



 そんな時見かけた広告はSK社のマンションだった。新築で、オール電化。それを考えれば今よりも家賃は1万円ほど高くなるけれど、広さも立地もだいぶ良くなる。私は思い切ってその日のうちに親に連絡して契約を結んだ。この時点で建設中だったので、間取りも図面でしか見ていなかったので自分でもちょっとリスクの高い決断だったと思う。担当が信用できる人だったので決められたのだろう。



 結果、私は今3年目になる暮らしをこのマンションで過ごしています。暖房費もガスに比べればだいぶ安いでしょう。冬で6000円程度、夏だと3000円から4000円程度。不満があるとすれば、電気ならではの使い勝手の違いだろう。電気コンロは火加減が難しいし、蓄熱温水器から出てくる熱湯と普通の水を上手く混ぜて頃合の湯加減でお風呂をためることに最初は戸惑った。それさえも慣れてしまえばなんと言うことはないことなのですが。



 新しい部屋を探すとき、環境の違いでいろいろと戸惑うことが多いと思います。出来るなら地元の人にいろいろと話を聞いて参考にすると良いでしょう。こんな私の話も少しはお役に立てれば幸いです。