マンション投資の鉄人

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第二十五の鉄人

Ⅱ.今後の展開を考える 私のマンション投資の20年(23) リテンションの姿

鳥取県在住 T.T.

リテンションということでお話ししてきました。
<購入前>の「立地」と「部屋の広さ」、そして事例を含め、少し長くなりましたが、<購入後>の「入居審査」と「住み心地と現場主義」についてもお話ししてきました。

14.のリテンションでお話しした「ハッピー転居」で思い出します。10数年前、まだアパマンプラザに「営業ブログ」がなかったころ、アパマンプラザの女性スタッフの方が仕事をしていて感じる「やりがい」をダイレクトメールの中のコラムに書いていらっしゃいました。

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「その子は月末になると必ず封筒に入れた家賃を持ってアパマンプラザに支払いにやってきました。振込ではありません。口座自動引き落としでもありません。自転車にのってやってきました。初めてアパマンプラザに来たときはお部屋の契約で、お父さんといっしょでした。まだ高校を卒業したばかり。初めての一人暮らし。初めての北海道での生活。大学生になったばかりの彼の姿は大人と子供の境目のようで微笑ましい印象でした。

それから彼は、雨の日も雪の日も毎月か欠かさず自転車に乗ってやってきていました。ほんの一言二言話すだけでしたが、その子が日に日に大人びていく姿がとてもうれしく感じられていました。それも今日が最後、就職が決まって本州に帰るので退去するとのこと。4年間はあっと言う間。最後の家賃もいつもと変わらず自転車で届けにきてくれました。最後は少し談笑。たくましく大人になった彼の後姿にガンバって!とエールを送りました」

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というような内容だったと思います。
彼の自転車をこぐ表情、見送る女性スタッフの方の表情が見えるようです。

彼はなぜ振込とかでなく、毎月、自転車で、手渡しで、アパマンプラザに家賃を届けてきたのでしょうか? そこを考えなければならないと思います。

リテンションとは、要するに「募集・契約からその後ずっと続きハッピー転居までに至る全てのふれあいや関わり合い」で決まります。決して、オーナーだけでできるものではありません。パートナーである賃貸管理会社のスタッフのみなさんといっしょにならなければうまくいかないことだと思います。

そのことを、この女性スタッフの話が教えてくれています。

個人のトライだけではできないことは多々あり、これからももっといろんな気付きがあると思います。アパマンプラザはそれを教えてくれています。